保険料と保障のバランス
失恋94日目
入院日数の現実
医療保険の1回の入院限度日数は大きく分けて、60日・120日・730日があります。
保障されている日数が多いと安心に感じますが、それだけ保険料は高くなります。
厚生労働省によると、入院した人の90%以上は3カ月以内に退院しています。
その内8割程度が60日以内で退院していると考えられるので、60日分の保障で十分とも言い換えられます。
入院日数保障を増やす
年をとっていくと入院日数は増えていくことも予想され、60日保障では足りないと感じる人もいるでしょう。
ですが、60日型でも入院日額を倍にする方法もあります。
・120日型/日額5000円 → 60日型/日額1万円
上記のように60日型の入院日額を倍にすると、120日入院しても給付金は60万と同額です。
同額の給付金になりますが、保険料は60日型よりも120日型の方が必然的に高くなります。
短期の入院だと?
では、逆に短期の入院だとどうなるでしょう?
その様な場合は、1泊2日などの短期入院を保障するタイプを選ぶものよいでしょう。
『5日以上の入院で、5日目から保障』が基本契約で、4日目までは特約を付けると保障されるというタイプもあります。
あらたに“特約”という言葉がでてきており、頭がゴチャゴチャしてきましたか?
その際は、試算してみて下さい。
例をあげると
【条件】
入院日額/5000円
保障期間/終身
保険料払込期間/60歳で満了
【保険料月額】
基本契約のみ・・・・・2,275円
特約付き・・・・・・・2,825円
差額・・・・・・・・・550円
550円位であれば、特約をつけた方がよく思えますが、よく考えて下さい。
毎月550円を30歳~60歳までの30年間支払うと、19万8000円で、日額5000円で割ると39.6日分となります。
1カ月の差額550円は、最初の4日分だけの保障に対する保険料です。
上記の事を考えると、4日以上の入院を10回繰り返して元がとれることとなります。
この特約を必要と考えるかは各個人の思うところですが、入院日額5000円なら4日で2万円が必用になるだけです。
この2万円のために、毎月550円を30年間も払い続けますか?
本当に必要な保障かどうかをよく検討して下さい。