僕の失恋日記

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失恋後の気持ちの変化や自分磨きについて綴っています。

老人ホームの種類⑤

失恋142日目

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ケアハウスとは

ケアハウスは、経済的な負担が比較的小さい「軽費老人ホーム」の一つ。

自宅での単身生活に不安を覚えていたり、家族の協力を受けられなかったりといった事情を持つ高齢者向けの施設です。

従来の軽費老人ホームにはA型・B型と呼ばれるタイプもありましたが、現在はすべてC型にあたるケアハウスとなっています。

ケアハウスには一般型と介護型があり、一般型では家事などの生活支援サービスが提供されます。一方の介護型は生活支援サービスに加え、介護サービスが利用可能。

入居対象者は60歳以上と幅広いために待機者が多く、特別養護老人ホームほどではありませんが、入居までに一定の期間が必要です。

 

 

ケアハウスには一般型と介護型がある

ケアハウスとは、比較的安い料金で利用できる「軽費老人ホーム」に含まれます。

軽費老人ホームは、食事サービスを提供するA型、自炊のできる人が対象のB型、食事と生活支援サービスを提供するケアハウス(C型)に分けられます。

2008年より、A型とB型の新設はなくなり、C型のケアハウスに統一されることに決まりました。

ケアハウスには一般型と介護型があり、どちらも比較的低価格で利用できるため、今後利用を検討される人が増えていく見込みです。

所得によって料金が決まるといった特徴があるので、入居を検討している方はしっかりチェックしてくださいね。

 

 

2種類のケアハウスそれぞれの特徴

一般型ケアハウス

施設によって違いはありますが、サービスの内容には掃除、洗濯などの生活支援サービスや、食事の提供、緊急時の対応などが含まれます。

一般型のケアハウスの入居には、初期費用として0~30万円程度、月額利用料として6~17万円程度かかります。

ただ、入居される方の収入などによっては、月額利用料のうち事務費が軽減されますよ。

なお、一般型のケアハウスには介護サービスが常設されていません。

そのため、介護が必要になったら外部の介護サービスを別途契約するか、退去する必要があります。

介護度が軽い場合は、外部サービスを利用することで対応できることもあります。

しかし、要介護3以上になると退去し、別の施設に移る場合もあるようです。

 

介護型ケアハウス

介護型ケアハウスは、介護保険法における『特定施設入居者生活介護』という指定を受けた施設で、スタッフによる介護サービスを提供するのが特徴です。

入居できるのは、独居生活に不安がある要介護度1以上の方。

一般型と同様のサービスに加え、食事や入浴、トイレなどの介助、機能訓練や通院の付き添いなどのサービスが受けられます。

初期費用は0~1,000万円と一般型よりも高い傾向にありますが、月額利用料は6~17万円と一般型と同程度となっています。

こちらは要介護度が上がったとしても住み続けることができ、看取りまで行ってくれる施設もあります。

しかし現状は、数が少ないために人気が集中し、すぐに入居できず、入居待ちの時間が発生してしまう場合が多いようです。

 

 

月額利用料は収入によって6~15万円ほど

一般型、介護型ともに、入居一時金とされる初期費用と、居住費や生活費、事務費といった月額利用料がかかります。

初期費用は、一般型が0~30万円なのに対し、介護型は数百万円ほどかかる施設もあって平均的に高めです。

ただ、介護型の施設の中には初期費用が無料のところもありますよ。

月額利用料は一般型も介護型も6~17万円程度となっていますが、一般型で介護サービスを受ける場合は、外部の事業者と別途契約する必要があります。

ちなみに、収入や課税金額などによって左右されるものの、どちらのケアハウスでも経済状況が苦しい方には事務費の軽減を受けることができ、支払う月額料金が少なくなりますよ。

 

 

有料老人ホームとの違い

ケアハウスと有料老人ホームで大きく違う点は、利用料金と運営事業者です。

また、受入れ可能な入居者の健康状態も異なります。

ケアハウスは国や自治体から運営補助資金を供給され、主に社会福祉法人や医療法人などが事業主体となって経営している公的側面が強い介護施設のひとつです。
そのため、比較的安く利用することができます。

これに対して、有料老人ホームは一般的に株式会社などの民間企業が運営しているため、施設によって個性や特色が異なるほか、料金面ではケアハウスより高くなる傾向があります。

 

サービス内容の違い

ケアハウスでは、一般型ならば、食事の提供や掃除、洗濯など日常的な生活支援サービスが受けられ、介護型は生活支援サービスに加えて介護サービスが受けられます。

有料老人ホームの場合は「介護付き」「住宅型」「健康型」の3タイプに分かれ、介護付きでは名前の通り常駐のスタッフによる介護サービスが受けられます。
住宅型では外部の業者に委託することでこうしたサービスを受けられますが、健康型ではあくまでも日常的な生活支援サービスだけとなっています。

 

費用の違い

ケアハウスは、家庭環境や経済状況から独居生活が困難な高齢者向けの施設で、地方自治体や社会福祉法人が運営しているところが多いです。
そのため、初期費用が0~数百万円ほどかかってしまうものの、月額利用料は6~17万円と、介護施設の中でも料金は比較的安価に抑えられるのが特徴です。

対して、有料老人ホームは民間企業が運営しているので、初期費用が0~1億円、月額利用料は10~40万円と、費用負担がケアハウスよりも重くなる可能性が高いでしょう。

 

入居条件の違い

ケアハウスは、一般型・介護型ともに独居生活に不安を抱える高齢者の方向けの施設で、一般型は60歳以上、介護型は原則65歳以上で要介護度1以上の方を対象にしています。

有料老人ホームの場合、住宅型では健康な高齢者の方も要介護者の方も対象に含まれることが多く、介護付きは要介護者の方のみが入所できる施設です。
対して健康型では、介護する必要のない健康な高齢者の方のみが入居対象となっています。

 

 

ケアハウスのメリット・デメリット

生かしたい4つのメリット

プライバシーを確保できる

施設に入所し、いきなり共同生活を始めることに戸惑いを感じる方もいるかもしれませんね。

ケアハウスの場合、入居者全員に個室が与えられるので、プライバシーを確保しながら安心して生活することができます。

さらに食事や入浴など、一日の流れのプログラムにそって生活する有料老人ホームとは異なり、生活上の自由度も高いです。

食事や洗濯などの生活介護を受けながら、自宅での生活と同じような老後を送ることができます。

 

レクリエーションが多彩

ケアハウスは個人のプライバシーが尊重されている一方で、入居者同士が交流できるレクリエーションなどが盛んに行われています。

共有スペースでは入居者同士が談話でき、囲碁や将棋などを楽しむ人も多いです。

「入居前は一人暮らしをしていた」など、入居者の中には長く孤独を感じてきた人も少なくありません。

ですが、入居後に気の合う人や同じ趣味の人同士で仲良くして、毎日生き生きと暮らしている人はたくさんいます。

レクリエーションは入居者同士の親睦を深めるだけでなく、心身機能の低下を防止する効果も大きいです。

ほかの介護施設と同様、ケアハウスでもカラオケやクイズ大会、塗り絵など、介護予防につながるさまざまな取り組みが行われています。

孤独を感じずに、充実した日々を送れるのは、ケアハウスの大きなメリットですね。

 

低価格でサポートを受けられる

ケアハウスが人気の理由のひとつは、費用が安いということです。

一般型、介護型ともに、月額利用料が6~17万円程度と、ほかの施設に比べて比較的低く抑えることができます。
また、所得次第では事務費が軽減され、支払う月額利用料が安くなるので、低所得の方でも入居しやすいのです。

 

特に介護型ケアハウスなら介護度が重くなっても安心

介護型のケアハウスでは、一般型と違って介護サービスが施設で受けられるために、介護度が上がったとしても、そのまま入居し続けられるメリットがあります。

そのため、要介護度が重くなり、体の自由が利かなくなってから施設を転々とするというストレスを味わうことなく、住み慣れた施設での暮らしを継続できるのです。

ゆえに、介護型ケアハウスは安定した老後を送るのに適した施設だと言えます。

 

注意したいデメリット

介護型は人気のため入居待ちが比較的長い

ケアハウスは、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームに比べると費用が安いこともあり人気があります。
そのため、特別養護老人ホームほどではありませんが、入居待ちをしなくてはならないことも。
短くて1ヵ月、長い場合は1年以上の待機期間を覚悟しなければなりません。

複数のケアハウスに申し込むことと、待機期間にほかの施設を視野に入れておくことも重要です。