老人ホームの種類
失恋138日目
老人ホームとは高齢者が入所する施設の一般的な呼称のことです。
老人ホームには大きく分けて公的施設と民間施設の2種類があります。
さらに、入居する方の介護度や費用、認知症の有無などによってさまざまなタイプの施設に分けられます。
老人ホーム・介護施設は種類が多いです。厚生労働省が定義する区分をもとに、各施設の概要と特徴について詳しくご紹介しましょう。
介護付き有料老人ホームとは
介護付き有料老人ホームは、本格的な介護や生活支援にはじまり、広範なサービスを入居者の状態に合わせて提供する施設。
タイプは介護専用型(要介護の方のみ可)、混合型(自立、要介護の方のどちらも可)の2種類に分けられますが、まれに”入居時自立”を条件とした「自立型」も存在します。
また、介護保険サービスが定額となっているため、「月々の予算が立てやすい」ことがメリット。
介護サービス費用は”要介護度によって決められた定額”を負担(負担額は原則1割だが、所得によっては2~3割負担)します。
「介護専用型」「混合型」「自立型」の3種類
介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「自立型」の3種類があります。
それぞれ、入居条件や設備が異なるので、入居を検討する際には、タイプごとの違いを把握しておくと良いですよ。
それでは、それぞれのタイプについて、詳しく説明していきます。
「介護専用型」「混合型」では24時間の介護サービスを受けることができ、費用についてもそれほど大きな違いはありません。
介護専用型
介護専用型の入居対象者は、要介護1以上の方に限定されています。
介護度が重度の方でも過ごしやすいような施設のつくりになっていて、緊急時にも即座に対応できるのが特徴です。
混合型
混合型は、要介護認定されていない⾃⽴⽣活を送れる⽅でも⼊居できます。
要介護・要支援の方も、自立した方も、どちらも入居が可能なのです。
例えば、一方は介護が必要で、もう一方は自立している夫婦でも、同時に入居することができます。
また、自立生活が可能な方が将来的に介護を必要とするようになったとしても、そのまま入居し続けることができます。
なお、認知症の方の入居にも対応しているのが一般的ですが、認知症のケアの詳細については、事前に確認しておくと良いでしょう。
自立型
自立型は、介護専用型や混合型と比較すると数が多くありません。
一般的に、居室をはじめとする設備面が充実していることが多く、費用が高い傾向にあります。
特徴はサービスの充実度
食事や入浴、排泄など日常生活上の介護サービスのほか、レクリエーションや設備面などのサービスも充実しています。
そんな介護付き有料老人ホームの特徴は、主に以下の3つです。
- 入所対象者は「要介護者」であること
- 施設によって費用やサービスの内容が異なる
- 看取り可能な施設が多い
ちなみに、介護保険施設にあたる「特別養護老人ホーム(特養)」や「介護老人保健施設(老健)」と比べると、費用は割高です。
でも、その分、サービス内容の充実度が高いのが魅力的なポイント。
また、特定施設の指定を受けていることにより介護保険サービスが定額のため、月々の予算が立てやすいのも安心ですね。