僕の失恋日記

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失恋後の気持ちの変化や自分磨きについて綴っています。

老人ホームの種類②

失恋139日目

 

住宅型有料老人ホームとは

住宅型有料老人ホームは、介護が必要ない自立の方からある程度の要介護度がある方まで幅広く多く入居する施設です。

老人ホームの特徴である、生活を充実させるためのイベントやレクリエーションが充実しており、ほかの入居者とコミュニケーションをとって楽しく生活できることが魅力です。

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イベントが充実しているのが特徴

日々の生活が充実する

住宅型有料老人ホームには、自立の方や要介護度が軽度の方が多く入居しています。

そうした入居者が楽しめるよう、多くの施設ではレクリエーションやイベントを充実させています。

入居後は、入居者同士でコミュニケーションを取りながら楽しく日々を過ごすことができ、レクリエーションは毎日の生活の活力になるでしょう。

レクリエーションが盛んな施設では、囲碁や将棋のほか、華道や茶道などの講師を呼んで本格的な習いごとを実施しているところもあります。

レクリエーションには⼼⾝機能やコミュニケーション機能を維持・向上させる効果が期待できます。

住宅型有料⽼⼈ホームに入居すると、その効果を得やすくなるのは大きなメリットですね。

 

高齢者が安心して生活できる設備を完備

ほとんどの施設はバリアフリーで、⼿すりやスロープが多く設置しています。

高齢者が安⼼して⽣活できる環境がしっかりと整えられているのです。

 

 

入居一時金と月額利用料

ここでは、住宅型有料老人ホームに入居するとかかる費用についてみていきましょう。

・入居の条件 自立・要支援・要介護

・入居期間  原則として終身利用

・入居一時金 80万円(平均値)

・月額利用料 13万円(平均値)

 

⼊居にかかる費⽤は、⼊居⼀時⾦と⽉額利⽤料があります。

月額利用料には一般的に、家賃・管理運営費・⾷費・⽔道光熱費などの雑費のほか、介護保険の⾃⼰負担分(通常1割で、所得によっては2割〜3割)が含まれます。

 

介護サービス費は「使っただけ」支払う

住宅型有料老人ホームで介護保険を利用する場合は、自宅で訪問介護やデイサービスを利用する場合と同じように、介護度と地域によって1割負担で対応できる上限額が決まっています。
介護度の重い⽅では介護サービスを利⽤する回数が多くなり、介護保険の支給上限額を超えやすくなります。

上限を超えると、超えた分の介護サービス費用は10割、つまりすべてが⾃⼰負担となってしまいます。

一方、介護度の低い方にとっては、介護サービスを利用する回数が多くないので介護保険の上限を超えることも少なく、費用が安く済ませることができます。

 

サービスは必要なものを組み合わせて利用

住宅型有料⽼⼈ホームの特徴のひとつが、さまざまな⽣活援助サービス、介護サービスを入居者の必要に応じて⾃由に組み合わせて利⽤できるということです。

生活援助サービスの内容には、⾷事の提供、洗濯、掃除、見守りおよび生活相談といったものがあります。

一方、介護サービスは、居宅介護⽀援事業所を通して受けることができます。

居宅介護⽀援事業所は施設に併設していることがほとんどなので、その場合は契約から利⽤までの⼿間を⼤幅に短縮できて⾮常に便利です。

医療サービスの充実度については、法律で看護職員を配置するように定められていないので、施設によって大きな差があります。

ですが、仮に看護職員が配置されていない施設であっても、訪問看護を通して看護職員からのサポートを受けることができる施設もあります。

施設によっては医療機関と連携していて、内科の往診や⻭科の検診を受けることもできますよ。

こうしたさまざまなサービスを、入居者の心身状態(自立~要介護5)に適した形で上手に組み合わせることで、快適な生活を実現できるのが住宅型有料老人ホームの大きな特徴です。

 

介護・医療

外部の介護サービス事業者、医療機関と連携し、健康管理や療養に必要なケアなどの提供もしています。

住宅型有料老人ホームのなかには、訪問看護に対応している施設もあります。

そうした施設なら、結核MRSAなどの感染症にかかっている方や、胃ろう、ストマ、気管切開などで医療⾏為が必要な方でも安心して利用できますよ。

 

介護サービスは外部の事業者と契約する

施設に入る以前から自宅で介護サービスを利用していた方のなかには、「入居後も同じサービスを利用し続けたい」と思う方も多いのではないでしょうか。

住宅型有料老人ホームでは、在宅介護の場合と同様、訪問介護やデイサービスなど介護保険の居宅サービスを利用することになるので、自分の受けたい介護サービスを自由に選択することができます。

自宅で受けていた介護サービスを継続利用することもできるので、その点は施設介護を行う介護付き有料老人ホームにはないメリットですよね。

ただ、外部サービスを利用することになるため、24時間体制の介護サービスを受けられない場合もあるので注意してくださいね。

 

医療ケアは自ら出向く必要がある

住宅型有料老人ホームは、医療ケアを提供することを前提とした施設ではありません。

外部の医療機関と連携している施設もありますが、医療に関する規定が特になく、医療体制が整っていない住宅型有料老人ホームも珍しくありません。

そういった施設の入居者が医療ケアを受ける場合は、基本的に自ら医療機関に出向く必要があります。

 

介護保険の利用は、限度額内なら1割負担

住宅型有料老人ホームは、「特定施設入居者生活介護」の指定を受けていないので、介護保険サービスを提供することができません。

とはいえ、入居後に介護保険サービスが利用したくなることもありますし、そもそも入居時点で介護が必要な場合もありますよね。

住宅型有料老人ホームで利用できる介護保険サービスは、「通所介護」や「訪問介護」などの在宅介護サービスです。

また、近年では、施設内に訪問介護事業所やデイサービスを併設し、介護付き有料老人ホームと同程度の介護ケアが受けられるところも少なくありません。

さらに、福祉用具のレンタルも介護保険を利用して受けることができるため、ほぼ自宅で生活するのと同じ感覚で介護保険サービスが利用できると考えていいでしょう。

介護保険サービスの料金も、自己負担限度額以下であれば1割(所得によっては2割~3割)の自己負担で引き続き利用することができます。

なお、住宅型有料老人ホームの多くが生活相談員として介護支援専門員(ケアマネジャー)や社会福祉士を配置しています。

介護保険サービスが自己負担の限度額内となるように、ケアプランを作成してもらえるケースもあります。

「これまで通っていたデイサービスを継続して利用したい」など好きな介護事業所にしたい場合には、気軽に相談してみましょう。

 

 

食事は個別に対応できる

食事は栄養士の管理のもと、1日3食に加え、多くの施設でおやつの提供が行われています。

食事に関しては、食べ物を咀嚼する力や飲み込む力が弱い方、あるいは塩分摂取量の調整が必要な方やアレルギーを持っている方など、入居者の状態に合わせて個別対応してくれる施設がほとんどです。

 

入居者の好みに合わせた食事の用意も

ソフト食

食材をゆでたり、煮込んだりして柔らかくした食事です。
噛む力が弱くなった方や飲み込む力が衰えた方に向いています。

きざみ食

食材を細かく刻んだ食事です。
噛む回数が少なくて済むので、噛む力が弱くなった方や飲み込む力が衰えた方などに向いています。

ミキサー食

食材をミキサーにかけて、飲み込みやすくした食事です。
飲み込む力が衰えた方に向いています。

施設で出されている食事は、見学時に試食できることが多くなっています。

毎日食べる食事ですから、入居者の口に合っていることが大切。
試食が可能な場合は必ず申し込んで、実際に口にしてみるようにしましょう。

 

家族が楽しめる食事関連のイベントも多種多様

住宅型有料老人ホームはレクリエーションが充実しているだけでなく、食事関連のイベントに力を入れている施設も多いです。

入居者の家族を招いてマグロの解体ショーを行う施設や、定期的に出張のすし屋がやって来る施設、職人が目の前で作った打ち立てのそばを味わえる施設などもあります。

どのようなイベントが行われているかは、事前にパンフレットなどで確認できるので、こうした催しものが好きな方は要チェックですよ。

 

 

設備は施設で異なるので、事前に見学を

住宅型有料老人ホームには、高齢者の生活を支えるさまざまな設備が備わっています。

居室や浴室などの基本的な共同設備をはじめ、食堂とリビングを兼ねる共同生活室、さらには理美容室や売店、健康管理室などを備えている施設も多いです。

ただ、施設ごとに設備状況は大きく異なり、利用者の要望または費用に応じて、豊富なバリエーションがあります。

特に施設によって差が大きいのは、居室と共同生活室です。

それぞれの広さに加えて、居室ではトイレや浴室、キッチンなどの設備、共同生活室ではアトリエ・カラオケ・麻雀卓・図書室の有無などで差が出てくるのです。

なかにはフィットネス室・プール・ゲストルームを備えている施設もあります。

事前に見学などを重ねて、施設ごとの特徴をしっかりと見極める必要があります。